4)地震耳鳴りを引き起こす電磁波は低周波

【要点】地震耳鳴りを引き起こす電磁波の周波数帯はかなりの低周波だと考えます。これを知っていて貰わないと先へは進めません。理由は下記です。

その前に、地震耳の科学的根拠ダイジェストでは、先ず最初にマイクロ波聴覚効果を紹介しましたが、あれは地震耳鳴りには直接関係していないと思っています。人間は電磁波をデバイスなしで直接聞くことができるという事実を知ってもらいたいだけでした。
波というものは周波数帯によって変幻自在に性質が変わります。マイクロ波の周波数帯は高い周波数の波に分類されます。

さて、私の予想では地震耳鳴りとして感知する電磁波の周波数帯はELF(極超長波)とVLF(超長波)と呼ばれる低周波だと考えています。

地震耳鳴り現象と目される電気聴覚の実験からは、250Hzから2000Hzの周波数帯の交流電流を内耳に流し込んだ際に、被験者は耳鳴り相当の音を感知しました。これに基づくと、単純に地震活動に伴い発生する様々な周波数帯の電磁波の中から、この250Hzから2000Hzあたりの電磁波周波数帯が該当すると考えられます。
低周波の場合に人体誘導電流現象が起こることが確認さています。人体内誘導電流の元となる誘導電界が人体に作用する周波数について研究されており、暴露しても健康的には問題ないとされる上限値(制限値)が定められています。この中には勿論、250Hzから2000Hzも含まれておりますので、人体内誘導電流現象が発生すると考えて間違いないようです。

『時間変化する電界および磁界へのばく露制限に関するガイドライン』
国際非電離放射線防護委員会
https://goo.gl/VG361G

 

実際、医療検査機器のMRIやTMS、クッキングヒーターなどのIH電気製品によって耳鳴りが報告されています。ここではIHの例だけを紹介します。

YAHOO!知恵袋『IH調理器のスイッチを入れると耳鳴りがします』
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1036742185

尚、IHクッキングヒーターは初期の頃の設計では20kHzの電磁波を漏洩させていましたが、使用者が不調を訴えるケースがあったことを受けて、後に60kHzの周波数帯となるように設計変更された経緯があるとネットで読んだことがありますが、信憑性は定かではありません。また、MRIはラジオ波だけを使う印象がありますが、実はそれ以外に1kHz程度の低周波(傾斜磁場)を使用しています。これは事実です。

以上を踏まえ、地震耳鳴りを引き起こす電磁波の周波数帯はELF(極超長波)とVLF(超長波)と呼ばれる低周波だと考える次第です。おそらく、電気聴覚実験から確認された250Hzから2000Hz程度の交流電流を発生される電磁波こそが、地震耳鳴りを誘発しているものと考えます。

続くトピックではこの周波数電磁波が地震研究で取り扱われている事実を紹介します。