動物異常行動と電磁波

宏観異常現象としてよく知られる動物の異常行動は公的研究機関でどう扱われているのでしょうか。
調べてみましたら、ワンサカ出てきました。

『兵庫県南部地震直前のマウスの概日リズムと電磁パルス照射効果』
大阪大学大学院理学研究科
http://www.tic-mi.com/publ/essay/hoka/0212ikeya.pdf

2 生物時計の異常
兵庫県南部地震の前に,大阪大学蛋白質研究所で生物時計を研究するためにマウスが飼われていた.マウスは概日リズム (circadian rhythm) という生物時計を研究するために用いられている.
マウスは夜行性であるため暗い時期に活動し (活動期) ,明るい時期に休む (休息期) .飼育箱内は実験のため 18 時から 24 時は暗くし,6 時から 18 時は明るくして人工的にコントロールしていたので地震の数日前まではマウスの行動パターンは人工的明暗に応じて活動–休息–活動・・と繰り返されていた.
図1は兵庫県南部地震直前の 1 月 1 日から 19 日ま時間にとり,拡大したものを下段に示した.6 時から 18時は箱の中が明るい時期なので,普段ならばマウスは休息しているが地震の前日である 16 日は活動が目立っている.そして 1 月 17 日午前 5 時 47 分に地震が起こった.

 

 

4 電磁パルス照射実験

電磁パルス照射の実験系を図 3 に示した.図 4 は電磁パルス照射実験中のマウスを写したものである.

 

 

・・・電磁パルス照射が脳に刺激として伝わっていることが生化学的に確認できた.
電磁パルスは動物の異常行動を起こす可能性を示唆しており,地震の前に地殻から発生する電磁パルスが地震の前兆現象とされる「動物の異常行動」を引き起こしていると考えられる.

 

つまり、実際の地震発生直前にマウスの異常行動を観測し、その再現実験を電磁波パルス照射によって確かめたところ、見事に要因を突き止めたわけです。素晴らしい。

次に昭和57年の投稿を紹介します。とにかく色々書かれます。電磁波は生体へ影響を及ぼすということです。

『生体と磁場』
東京大学医学部
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmbe1963/20/2/20_2_47/_pdf/-char/ja

3・1・1 磁場の強 さ
磁気が生体にある効果を与えるためには,ある閾値以上の強さが必要である。しかし第2表にみられるように,磁場の強さが大きすぎて,かえって作用効果 がない場合がある。生体の細胞,組織の感受性あるいは、目的とす る効果などによってある適当な強さが存在すると考えられる。微量な磁気を感知す る細菌や魚,あるいは鳥などの特殊行動を除き,一 般には,1000~100000eの磁場の強さが生体に対して効果的な作用を及ぼすものと考えられる。

先ずはマウスさん達に感謝せねばなりません。人間の医学研究へ協力いただき本当にありがとうございます。
表を見ると、マウスへの磁気影響はいろいろ確かめられており、磁気閃光、自律神経機能、赤血球凝集反応の変化は人間に対する研究結果です。磁気閃光現象はダイジェストトピックでも紹介しましたね。
水脈占い反射というものが書かれていますが、おそらくダウジングってやつですね。あれは磁気勾配を利用した技術だったとは勿論知りませんでした。

上記には非常に重要な記載があります。
磁気治療の観点からも、磁気はある程度の強さが必要だが、強すぎても効かないらしく、生体が影響を受けやすい磁気の強さというものが存在すると言うことです。

『3・5・2 電磁場 と人間の行動』と『3・6 ヒ トに対す る磁場の効果』には、様々は人間への影響が記されています。抽出してある程度要約します。

地下に閉じこめられた人間の生物学的サ イクルが電磁界によってどのような影響を受けるかという研究で、電磁界を操作することで、通常24時間の睡眠リズムが大幅に変化した。
東欧の文献で,太陽の黒点が最も高まる年に凶悪犯罪による死亡やストレスによる病気の患者が激増するという公衆衛生の統計が報告されていたので、追試験として低周波を人間に作用させてみると、人間の反応速度が高まることを発見し、外部の電界が脳細胞にある種の影響を与えることが分かった。
ソビエトにおいて、精神神経症の患者の治療のためにLIDAという電磁パルス放射装置が作られたが,これを小会議で使用した実験の記録写真が発表され ており,会場に居合わせた人々が装置のスイッチを入れて15分後に睡眠状態に入っているのがみられるという。そしてこの装置は知能の遅れた子供の教育用として有用であるとのことである。
人体より採血した血液の赤沈値に対する磁場の効果を検討し、血液の沈殿速度は磁揚に長時間おくほど変動が大きいと述べている。
フェライト磁石による磁場バンドを作成し、気管支喘息に対する適用では喘息発作が軽減されたと発表してい る。
磁気バンドの生体反応を調査し、唾液のpH値の低下を認めている。
肩こりに対して磁気バンドや磁気ネックレスの効果は高いことが多数報告されているが、これらの報告はすべて,自覚症状による有効度の検定であり,客 観的実証性に欠けるところがある。
サマリウムコバ ルトを使用して回転(撹 乱)磁場装置を試作し,その生体への効果を赤外線 サーモグラフィにより定量的に検討した結果、磁場刺激後、表面温度の0.1~1.5℃の上昇を認めた。

いろいろ影響があるみたいですね。

実は私も実験したことがあるので紹介します。
電子レンジ使用時に10cmの距離まで約1分間耳を近付けてみました。⇒軽めの耳痛がおこりました。
ホームセンターで売られている大型磁石を耳元に5分保持してみました。⇒かなりの耳痛がおこりました。
電磁調理器具IHコンロの実演紹介に参加して、顔をコンロに近付けてみました。⇒軽めの耳痛がおこりました。

もっとやろうかと画策しましたが、そんなことよりも公的機関の研究論文を調べて上げて、地震体感の理由を説明した方が効果的であることを悟り、上記の実験シリーズは終わりにして、現在に至っています。一個人が体感を一生懸命語ったところで限界があるんですよね。

さて、最後にもう一つ紹介します。1998年の投稿です。

『電磁波が及ぼす環境問題』
京都大学
https://www.jstage.jst.go.jp/article/senshoshi1960/39/4/39_4_207/_pdf/-char/ja

以下は一つ目の文献からの部分抜粋です。

人間の脳 は,エ ネルギ ー消 費の激 しい器 官で あり,ま た発熱 も多い.そ れ を冷 却 す るため に多量 の血 液 が送 り込 まれ て いるの だ が,血 液 中 に不 純物 が 入 り込 む と脳 機 能 がお か し くな る.そこ で脳 に 送 り込 ま れ る血 液 に は,脳 血 液 関 門(BBB)と 呼 ばれ る関所 が 設 け られて いる.重 金属 や不 必 要 な タ ンパ ク質 な ど とい っ た不 純物 がそ こで排 除 され る の で あ る.そ のBBB機 能 が,電 磁波 被曝 で 崩 れ るの で はない か との研 究 も報告 され ている.例 え ば,サ ル フォー ド論 文(ス ヴェーデ ン:1994年)に よる と,BBBで 阻止 され るはず の 「アル ブ ミン」が,0つ16W/kgの 高周 波 ・被曝 で脳 中に3.3倍 に も増 加 してい る との こ とである.

私が愛用しているDHAとEPAの所謂、青魚エキスは上記のBBBをスルーして脳内に吸収されます。私の場合、本当にやる気が増進します。お勧めです。脱線しました。
この記事では脳内に物質が侵入する可能性について記述されておりますが、頭痛を引き起こす物質が侵入するという記事をどこかで読んだことがあり、それを探しています。つまり、眩暈の原因は電磁波でしたが、頭痛の原因もやっぱり電磁波だ、という話のオチに持っていくつもりですが、少々お待ちください。

・・・お待たせしました。頭痛と電磁波については別のトピックで扱っておりますのでそちらをご覧ください。
そのトピックでは頭痛の原因はやっぱり電磁波だというオチはつきましたが、上記のBBBが原因とは結論付けておりません。
もっとメジャーな頭痛要因を辿っていくと電磁波に行き着きました。

【要約】電磁波・磁場は生体に影響します。影響する電磁波の強さというものが存在します。

以下は草稿です。

皆様、アルファ波についてよくご存知だと思います。脳がリラックスしている時に発する脳波です。
では脳波って何?と聞かれたら即答できますでしょうか。私は出来ません。
脳波は実のところ、そう、脳が発する磁場なのです。脳磁場。

脳が発する磁気反応が計測されています。

Wikipedia 脳磁図
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E7%A3%81%E5%9B%B3

脳磁場信号の基盤

 

同期した神経活動により生じる電流は非常に弱い磁場を誘起し、脳磁図はこの磁場を計測する。しかし、この脳磁場は非常に弱く、大脳皮質 の活動では10 fT (フェムトテスラ)、ヒトのアルファ波で103 fT ほどである。

人が音を聞いた時にも脳波が出ます。ヒーリング音楽を聴いたらリラックスしてアルファ波が出るのと同じ原理でしょうか。

『SQUID磁気センサーによる大脳聴覚野の位置同定について』
九州大学 ニューヨーク大学
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibiinkoka1947/92/10sokai/92_10sokai_1520/_pdf/-char/ja

聴覚刺激に対するヒト大脳の聴覚中枢の位置を,多チャンネルSQUIDを用いて同定することを目的とした.実験は磁気遮断室内で行った.正常聴力者の劣位側耳に周波数750,1000,1250,1500Hz,強度70dBおよび80dBSPLの聴覚刺激をコンピュータ制御によってランダムな順序およびランダムな間隔(平均2秒)で加えた.優位側大脳皮質から誘発された磁気反応を記録し,それぞれの聴覚刺激条件ごとに約100回加算平均した.
(中略)
この結果,1000Hzの聴覚刺激に対する磁気反応には潜時の異なる三つのピーク(60,100,200ms)があった.潜時100msのピークは最も大きく,その反応源は,外耳道の約7cm上の深さ約2.5cmにあった.MRIの画像情報と総合すると,反応源は側頭葉上部のシルビウス溝下壁にあり,これはエリア41(Heschelの部位)に相当した.反応の強さは約350fTであった.潜時60msの反応源はその後方約2cm,下方約1cmにあり強さ約100fTであった.また潜時200msの反応源はその前方約1.5Cm,下方約1Cmにあり,強度は約150fTであった.このように,潜時によって反応源の位置が移動することが明らかとなった.

750Hzから1500Hzまでの音刺激を与えると、正常聴力者は磁束密度約100~350fT(フェムトテスラ)の磁気反応を得ました。
フェムトテスラとはピコテスラよりも1000分の一小さい桁です。

Wikipedia 磁場の比較
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A3%81%E5%A0%B4%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83

10−15 フェムトテスラ
(fT)
2 fT Gravity Probe B衛星のジャイロスコープの超伝導量子干渉計が1秒程度で計測できる磁束密度
10−12 ピコテスラ
(pT)
0.1 – 1.0 pT 人の
10 pT 2006年9月にNASAヴォイジャー1号太陽系の周囲のヘリオシースで発見した磁場の「甌穴」 [2]
10−9 ナノテスラ
(nT)
0.1 nT – 10 nT 太陽系圏 (heliosphere)