めまいと地震酔いと電磁波

皆さんは地震酔いの原因説明を読んだことがありますでしょうか。どう考えても磁気や電磁波が関係しているのにと思う次第です。
では早速一般解説を読んでみましょう。

『地震酔い』
コトバンク
https://kotobank.jp/word/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E9%85%94%E3%81%84-671590

デジタル大辞泉の解説
じしん‐よい〔ヂシンよひ〕【地震酔い】

“地震が起きていないにもかかわらず、地震のような揺れを感じること。乗り物酔いと同じように、地震による揺れの刺激が内耳に作用し、自律神経の失調状態を起こすと考えられている。
[補説]平成23年(2011)の東北地方太平洋沖地震後、この症状を訴える人が増えた。本震の揺れが長く続いたことや、余震が頻発したことなどが関係していると見られる。

知恵蔵miniの解説
地震酔い
大型地震の後に起こる余震などで、繰り返される揺れによって、実際は揺れていないにもかかわらず、「身体が揺れている」という感覚が生じ、めまい、気持ち悪さ、吐き気を覚え、不眠にもつながる症状のこと。「後揺れ症候群」とも呼ばれる。地震で身体が揺さぶられることによって車酔いと同様に、視覚や三半規管など平衡感覚をつかさどる器官の感覚にずれが生じ、これらの症状が引き起こされると考えられている。通常は地震直後の数分間から長くても2日間で平常の感覚に戻るが、余震などで揺れが頻繁に起こると、「地震酔い」がなかなか治まらないという専門家の報告が、東日本大震災の際に多数あった。

『地震による揺れが内耳に作用し、自律神経の失調状態を起こすと考えられている』そうですが、実際は『地震活動に伴う電磁波が内耳神経に作用して失調状態を起こす』が真実だと考えられます。

ところで、『自律神経失調症』とは何か説明できますか?Twitterで良く見かける病名でカッコ良さ気にツイートされているのですが、私は以下を読んで笑ってしまいました。

家庭の医学での「自律神経失調症」の説明

よく使われる病名ですが、確立した疾患概念や診断基準があるわけではありません。
自律神経系の不定愁訴(ふていしゅうそ)があっても、その症状が一般的な疾患概念にあてはまらない場合にこの病名をつけることが多く、いわばゴミ箱病的な扱いを受けている疾病です。
表20 よくみられる自律神経症状

『自律神経失調症』とはずばり「ゴミ箱病」だそうです。原因がよく分からない病気。電磁波よって引き起こされる症状もおそらく多分に含まれているように思います。

真実はさておき、めまいは電磁波過敏症(地震体感)の中でも最もメジャーな症状の1つですが、実際に電磁波がめまいを引き起こすという事実は報告されているのでしょうか。

公的研究機関において、磁場電磁波を人間に作用させたときに、めまい症状が確認された、という文献が存在するかどうか調べました。すると、案外簡単に見つかりました。

『末梢前庭系に対する磁気刺激の影響について』
順天堂大学医学部耳鼻咽喉科学教室
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jser1971/57/5/57_5_480/_pdf/-char/ja

1) ボ ランティア10名に側頭部磁気刺激を加え,刺激前後の体平衡を重心動揺計を用いて計測した。
2) 磁気刺激前後の総軌跡長は刺激後に有意に増大し,また,速度の方向は刺激後に左右への速度が有意に増強した。
3) 側頭部への磁気刺激では,顔面神経のみならず,末梢前庭系各器官への何らかの影響も含まれており,刺激により有意に左右方向への体平衡の動揺を誘発するものと考えられた。

ボランティアがめまいを感じたかどうかは聞き取り調査をしていないようなので不明ですが、被験者は有意に動揺したという結果が確認されました。
体が揺れていた訳ですから、めまい的な症状を感じていても不思議ではありません。
ダイジェストで紹介したMRI検査従事者のアンケート調査もありますし、やっぱり電磁波の影響でめまい症状が起こるのは間違いないですね。

久々に記事を追加します。
台風と地震の関係記事が当サイトの一番人気記事なのですが、2018年9月の北海道地震の5日後の今日、いつもは下位に沈んでいるこの地震酔い記事が第2位まで上がっています。おそらくは北海道で地震酔い症状を訴えている人たちが多くいて、この記事を読んでおられるものと想像します。

そこで急遽、最近の調査記事を調べることにしました。見つけた最近の調査でも地震酔いの原因究明には至っていない様子ですが、読者の皆様に役立ちそうな箇所を抜粋いたします。

「地震後めまい症候群」
日本大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jser/73/3/73_167/_pdf/-char/ja

本研究によって成人の8~9割,学童の5~7割が自覚していたことがわかった。性別ではいずれも女性が有意に多い。年齢的には成人では50歳以下の年齢層が多く,学童では中高生よりも小学生に多かった。

 

一般的な動揺病の場合,たとえば乗り物酔いの罹患年齢は小学生高学年にピークを認めるが7),動揺病の適応を獲得した成人では苦手な刺激を避けようという対処も加わって罹患率が下がる。

 

今回の地震後には,子供たちに比して成人のほうが地震酔いを訴えていたような印象があったが,実際に成人の有訴率が高かった。

 

しかしながら学童群の中では中高生よりも小学生に多かった。

 

渉猟した大地震に関する世界のめまいの報告の多くが,心理的なストレスやPTSD(外傷後ストレス症候群)のような情動の関与がめまいを誘発,増悪させているのではないかと考察している2)~6)10)~12)

 

身体がぐらぐらするような感覚が繰り返すならば,室内でじっと座っておらずに広い戸外へ出て視野を広くし,軽く歩いたり能動的に身体を動かして,前庭入力,視覚入力,体性感覚入力を活性化させることが症状を軽くするはずである。

 

地震の深刻なニュースを繰り返して眺めることは不安情動を増悪させると考えられるので,避けた方がよいであろう。もちろん抗めまい薬,抗ヒスタミン薬,抗不安薬などの投与が身体的,精神的に症状を和らげるとも考えられ,症状が遷延化する前に専門医を受診することも肝要と考える。

どうぞお大事に。東京から密かに応援しております。